こんにちは、松井山手・長尾、あゆみ歯科クリニックの院長、福原です。
本日は診療を19:00までとさせていただきました。
19:00以降のご予約をご希望のみなさま、誠に申し訳ありませんでした。
また明日からは通常通りの診療となりますので、よろしくお願いいたします。
今日は京都のインプラント治療を行う歯科医師が集まるスタディークラブの勉強会があったのです。
僕はまだ2回目の参加ですが、毎回メンバーが2人ずつ症例発表や、テーマを決めて講演を行うなど、とても勉強になります。
また、そのように意識の高い方々と触れ合えること自体もとても刺激になりますし、自分ももっと頑張らねば、という思いになります。
今回のテーマは、
「インプラント治療におけるSAC分類」
と
「垂直骨欠損に対する症例別のアプローチ」
というものでした。
「インプラント治療におけるSAC分類」
というと、インプラントっていうのは聞いたことあるけど、SAC分類ってなんだろう、と思われることでしょう。
SAC分類とは、インプラント治療を行うにあたっての、難易度の高さの分類です。
しっかりとした骨に入れるだけならば、S(Straightforward)、
骨の固さや量、歯肉の状態などが少しシビアな症例である、A(Advanced)、
骨が弱い、あるいはおおがかりに骨を足す必要があったり、見た目への影響が強いC(Complex)、
というように分類されます。
分類できること自体が何か実際の診療に影響があるわけではないのですが、
何項目化の視点から、客観的にこれから行うインプラント部位の難易度を知ることができたり、また、それらの項目を追うことでしっかりとした診断にもつながります。
インプラント治療を行う歯科医師にとっては当然知っているべき内容かもしれませんが、詳しい説明ととても見やすいスライドで改めて知識整理と理解を深めることができた、有意義な時間だったと思います。
そして、
「垂直骨欠損に対する症例別のアプローチ」
に出てくる、垂直的骨欠損とは、歯周病の進み方の一種(少しだけ違いますが^^)のようなもので、
歯が何本か分全体的になくなってきて、全体的に歯がグラグラになってきたりすることを、骨の水平的骨吸収といい、
一本の歯の、一か所(手前の歯との間だけで、手前の歯までは大丈夫そう、など・・・少しわかりにくいですが)だけが骨がなくなってくることを垂直的骨吸収といいます。
その垂直的骨吸収についての講演でした。
単に垂直的骨吸収といっても、原因が歯の根の炎症によるもの、根が折れたり、穴があいていることによるもの、かみ合わせの影響などで片側だけ骨がなくなってきているもの、など様々なことが考えられます。
そのそれぞれの見分け方や、その治療方法について詳しく実際の写真を見ながらのセミナーで、とても勉強になりました。
セミナー後、参加者で食事会にも行き、そこでもとても参考になるお話をすることができました。
これからも今の知識や技術で止まるのではなく、どんどん向上していき、よりよい医療サービスをご提供できるよう、心がけていきたいと思います。