インプラントセミナー

こんにちは、松井山手・長尾、あゆみ歯科クリニックの院長、福原です。

今日はインプラント治療のセミナーに行ってきました。

第3回ITI Study Club 京都というセミナーです。

なんだか聞きなれない英語かと思いますが、

ITIというのは学術団体の名前なのですが、その団体が使用するインプラントの名前をStraumannといいます。

2010y06m01d_004936079http://www.straumann.jp/ ストローマンジャパンのHP

今現在、世界では本当に星の数ほどのインプラントメーカーがあります。

しかしその中で自社でしっかりとした研究開発を行っているメーカーはそう多くはありません。

メーカーによってはインプラント本体が東大阪の町工場でガッチャンガッチャンと作られている、ということもあるくらいです。

もちろんそれは東大阪の町工場の技術力が、ロケットや人工衛星を作ることができるくらいに素晴らしいからなのですが、やはり自社工場というのとは意味合いが違ってくるのではないかと思うんです。

僕はあゆみ歯科クリニックでインプラント治療を行う上で、そのメーカーの選定として

1:安心して使える性能であること。
2:20年後、30年後にもしっかりと存続している企業であること。
3:流通がいつでも滞らないこと。

という3点を重視しました。
1に関しては、やはり患者様に永く使っていただくものである以上、しっかりとした性能のものでなければならないと思いますし、それが安心感にもつながるのではないかと思います。

2に関しては、メーカーの企業のことなんて・・・と思われがちですが、実はとても大切な要素です。
といいますのは、インプラントというものは入れてから何十年と使います。
その中で少し部品を交換する必要が出てきたり、メンテナンスのパーツがあったり、と治療が終わったらそれでおしまい、というわけにはいきません。
その時にもしも、もうそのメーカーがなくなってしまっていたらどうでしょうか?
とても困ると思います。
その点でもしっかりとした企業で、これからもずっと存在し続ける安定感のあるメーカーのものを選ぶ必要性があるのではないかと思います。

3に関しては、メーカーから実際に使用する歯科クリニックへの流通です。
これも2と同じように、いつでも必要なパーツが必要な時に入手できなければ、治療の流れの中でとても困ることになります。
いつでも安定して製品供給が行われているメーカーであることが望ましいのではないかと思います。

これらを考えたときに僕の中で候補として、歯科業界では有名な、世界3大インプラントのどれか、に行きつきました。

それは
・ストローマン
・アストラ
・ノーベルバイオケア

の3つです。

この3つはどれも世界的に有名で、その国でも使われており、また製造元も大きな会社で安定感もあります。

おそらくこの中であればどこを選んでもそう大差ないのではないかと思い、それぞれのセミナーを受けてみて、自分が勤務医時代から使用していたこともあり、ストローマンを使用することとしました。

上にあげた3つのインプラントは世界的なメーカーであるということで、インプラントの中ではブランド物にあたるのかもしれません。

その分それ以外のメーカーや、国産メーカー、アジア製のメーカーに比べるとパーツの一つ一つが高価である、という特徴があります。

しかしそれを補って余りある安定感や性能なのではないかと思っています。

やはり一度入れれば何十年も使うものですから、安心して使えるものが一番なのではないかと思います。

患者様にとってもそれが安心、信頼につながると思いますし、使う僕としても安心して使うことができるというのは重要なポイントかなあ、と思うのです。

さて、そんなストローマン、ITIのインプラントセミナー、多くの熱心な先生方が集まっていました。

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今回のセミナーでは、先月にヨーロッパで開かれたITIコンセンサスミーティングでの最新情報や近年の考え方のトレンド、治療法についての解説や、

他の先生方の症例報告(インプラント治療を行った患者様の考え方や手順などの発表)などがありました。

インプラントを行っていく上で、こういう場で他の先生の考え方を聞けたり、見たりできるはとても勉強になります。

あゆみ続ける歯科クリニック

今月は6/20にもインプラントセミナーに参加します。

今の時点で止まることなく、日々研鑽に励み、前進していければと思います。

そしてそうすることで、あゆみ歯科クリニックで提供できる医療の向上、サービスの向上につながり、ご来院される方がより健康でいていただく一助になれればと思います。

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