こんにちは、あゆみ歯科クリニックの福原です。
先日の日曜日、そして昨日と今日の水、木、と歯並び治療、矯正治療のセミナーに行ってきました。
日曜日はインビザラインという透明のマウスピースを用いる矯正治療のセミナーでした。
そして水、木は歯の裏側に付ける舌側矯正という矯正治療のセミナーです。水・木に関しては日野先生はじめ、クリニックのメンバーに診療をお願いしてセミナーに行ってきました。みんな、ありがとう!!
矯正治療というと、表側にブラケットと呼ばれる小さなプチプチのようなものを貼って、針金を取り付けるものだと思われがちです。
ところが近年、矯正治療の材料や技術が大幅に進化してきています。まずブラケットが昔は銀色しかなかったものが、今では白色や透明のものが出てきています。ちなみにあゆみ歯科クリニックでは、表側の矯治療の場合、全員に対して透明のブラケットを使わさせていただいています。ワイヤーも昔の銀色の物から、より目立ちにくい、イエローゴールドやピンクゴールドの物を使用しています。
さらに最近では、日曜日セミナーで習ったようなクリアライナーという矯正治療が発展してきています。これは透明のマウスピースのようなものをつけて歯並びを治療する手法です。
クリアライナー系統の矯正治療自体は以前からあり、自分自身も何回かセミナーに行ったりはしていたのですが、かつてのものは、歯を動かせる範囲が小さかったり、不向きなタイプの歯並びがあったり、と決して使い勝手の良いものではありませんでした。
しかし今回勉強してきたインビザラインでは、歯を抜くようなパターンにも対応できるなど、とても幅広い歯並びの治療に対応することが可能になっています。本当に現代の歯科治療というのは日進月歩なので、同じ治療分野の同じメーカーのシステムであっても数年前とはガラリと変わって大進歩している、ということもあるので、日々勉強が欠かせません。これからもしっかりと最新の治療指針を取り入れていきたいと思います。
そして水・木曜日のインコグニトシステム。舌側矯正の最新モデルです。舌側矯正というのは、歯の裏側につける矯正治療です。
やはり裏側の矯正治療なので、見た目上矯正を行っているかどうか分かりません。芸能人やタレントの方も歯並びを治す時はこの舌側矯正を使うことが多いそうです。
そんなにきれいに仕上がるなら、もっと早くからやればいいのに、と思われるかもしれません。ただこれまでの舌側矯正装置ではまだ、裏側につく装置がとても大きく、実際にやってみたものの痛くて嫌になってしまったり、期間が数年以上、ととても長くなってしまったり、複雑な歯並びには対応しきれなかったり、と発展途上な部分がまだまだあったのです。
そんな「早くもっと実用的な裏側の矯正はないかなあ」と思っていたところ、ここ数年で急速に発展、普及しているインコグニトシステム、という新しい舌側矯正に出会ったのです。
それがこのインコグニトシステムです。
今までの裏側矯正の装置よりもとても薄く、付け心地が良いだけでなく、歯にかけられる力も大きくなり、舌側矯正としては治療期間もとても短くなっています。
今までの矯正治療とは手法が違うことはもちろん、治療開始への手順なども大きく違いますので、しっかりと学んできました。
あゆみ歯科クリニックでも、見えない矯正治療へのご要望は数多くありますので、そういった方々のニーズにこたえられるよう、これからも研鑽を重ねていきたいと思います。